工学部・システム創成工学科

Faculty of Engineering, Dpt. of Systems Innovation

教職員一覧

主担当教員(学科の教育カリキュラム設計と学生指導を担当)※50音順

フレックスコースの教育を担当する教員は主担当教員と科目担当教員から成り,山形大学工学部の全分野 にまたがっています.したがって,学生はどの教員の研究室で卒業研究を実施したいかを広い領域 で検討することができます.

秋山 孝夫

機械システム工学分野

秋山 孝夫

むだ時間や分布定数を有するシステムは,そのふるまいが過去の履歴に依存したり,無限次元システムとなるため, 制御系設計においては特別な工夫を必要とします.また,広い範囲の動作点を有する制御システムでは, 制御対象の非線形性を考慮した制御系設計が求められます.これらのシステムに対する制御について, 主として理論面からアプローチしています.ここでの研究活動を通じて,学生には社会人基礎力の一つである 「考え抜く力」を身につけてほしいと願っています.

片桐 洋史

高分子・有機材料工学分野

片桐 洋史

Simple is Bestを体現した低分子系有機材料の開発:水中でも有機溶媒中でも固体でも発光する極少分子構造の 有機蛍光材料.”シンプルで美しい分子は機能も素晴らしい”をモットーに,我々は新奇なπ共役系分子の設計と 開発を行っています.分子間力が支配する超分子化学の手法を用いて分子の構造と会合特性を制御し ,有機半導体材料,蛍光色素,化学センサーといった高度な機能を持つ新規材料の開発を進めています.

Galipon Josephine Francoise

化学・バイオ工学分野/バイオ化学工学コース

Galipon Josephine Francoise

1985年パリ生まれ,2013年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻博士課程修了(博士(理学)) 東京大学特任研究員,特任助教,慶應義塾大学先端生命科学研究所特任助教,特任講師を経て,2023年より現職. 専門は分子生物学.RNAはウイルスから哺乳類まで極限環境や疾患において, 体内・細胞内の代謝に必要不可欠であり,生物の遺伝子情報を活かす中心的な物質である. 酵素の働きを持ったRNA,好きな形にたためるRNA折り紙などの設計も可能であり, 必要に応じて環境科学・薬学・マテリアルサイエンス・ロボット機構学など他分野と幅広く協力しながら, 一環としてRNAの研究に取り組み中.

木俣 光正

化学・バイオ工学分野/バイオ化学工学コース

木俣 光正

1966年静岡県生まれ,1997年山形大学大学院工学研究科博士課程修了(博士(工学)) 2000年山形大学助手,2001年バーミンガム大学在外研究員,2015年10月からシステム創成工学科教授. 専門は粉体工学.化学合成反応や,メカノケミカル反応(粉砕)を利用した機能性複合微粒子の調製および 粉体供給のシミュレーションに関する研究を行っています.「粉体」は,固体でありながら液体のように 容器に入ったり,気体のように宙に舞ったり,大変興味深い研究対象です. 研究はどんなものにも興味を持ち,手を動かして実際に実験してみることが重要です.

久保田 繁

情報エレクトロニクス分野/情報・知能コース

久保田 繁

1994年東京大学航空宇宙工学科卒.三菱自動車工業を経て,2004年より山形大学. 2009年ピッツバーグ大学客員研究員.工学博士.生物が行っている優れた情報処理の仕組みを理解するため, 神経ネットワークの理論解析を行っており,パーキンソン病・強迫性障害といった脳の病気, 大脳皮質のシナプス学習,神経活動と遺伝子発現の相互作用に関する数理モデルを提案しています.また, 有機エレクトロニクス研究センターにおいて,太陽光発電システムの数理的 解析も行っています.

宮 瑾

高分子・有機材料工学分野

宮 瑾

山形大学理工学研究科・システム創成工学科助教.鄭州大学(中国河南省)高分子材料科学与 工程学院修士課程修了後2005年日本に博士留学.2008年岡山大学大学院環境学研究科博士後期課程修了(博士 (学術)).博士研究員,会社員,特任助教を経て,2015年より現職.

専門:高分子,ゲル,結晶,合成,3Dプリンティング

趣味:サウナ,卓球,バドミントン

好きな食物:野菜,果物,鳳爪(もみじ)

苦手なもの:爬虫類,格闘技映画

一言:機会があれば海外留学をしてみてください. 異文化とふれあって考えや視野が変わるような体験ができると思います.

廣瀬 文彦

情報エレクトロニクス分野/電気・電子通信コース

廣瀬 文彦

1992年東北大学工学研究科博士課程後期修了.1992年~2003年三菱重工業.2003年11月より山形大学工学部

目標:一回しかない人生だから思う存分研究をしたい.100年たっても後世に語り継がれる人に役立つ技術を作ること.

古川 英光

機械システム工学分野

古川 英光

1996年東京工業大学大学院博士課程修了博士(理学),同年東京工業大学工学部助手, 2002年東京農工大学工学部助手,2004年北海道大学大学院理学研究科助教授,2009年 山形大学大学院理工学研究科准教授、2012年より同研究科教授に昇任,現在に至る. 2009年ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)を発足・研究室代表.構造解析(走査型顕微光散乱)装置開発, 3Dプリンティングに係る装置開発,材料開発(ゲル、食品など)研究を進めている.

真壁 幸樹

化学・バイオ工学分野/バイオ化学工学コース

真壁 幸樹

山形大学理工学研究科・システム創成工学科准教授.2005年東北大学大学院工学研究科 生物工学専攻博士課程修了(博士(工学)).2008年まで米国シカゴ大学生化学分子生 物学科博士研究員.2012年まで自然科学研究機構分子科学研究所・岡崎統合バイオサイ エンスセンター助教.2012年4月より 現職.専門分野はタンパク質の構造形成原理の解明と設計.

宮田 剣

高分子・有機材料工学分野

宮田 剣

プラスチックの包装に興味をもっています.食品包装,工業包装など多様な分野です. 今後も我々の生活基盤を形成する大切な分野です.重要なことは,高分子の技術 だけではなく,関係する因子は非常に多様であるということです.物理,化学, 経済,文化など相互に関係しています.自らの視野を広げ,様々な基礎力を身につける ことが大切だと考えています.「新しいことに挑戦し続ける」これが私のモットーです. 「超ポジティブ」に「おもいっきりやってみる」と気持ちいいですね.

吉田 一也

化学・バイオ工学分野/バイオ化学工学コース

吉田 一也

2015年に青山学院大学大学院で博士(理学)を取得し,いくつかの大学で特任教員や博士研究員を勤めた後, 2019年4月に助教として着任しました。専門は界面化学,ソフトマター物理学です。ソフトマターとは 柔らかい物質の総称で,その中でも人工細胞膜であるリン脂質二分子膜や高分子ゲルについて研究を 行ってきました。これまで物理学,応用化学,細胞生物学,機械工学と, 幅広い分野の研究室を渡り歩いた経験を活かし,さまざまな角度からソフトマターを 理解することで,広く応用に繋げ,社会へ貢献することを目指しています。

担当職員

事務補佐員長谷部 牧子